酵素浴とは、米ぬかやおがくずなどの発酵物を発熱源とする温浴施設です。酵素の働きによって、体温をゆっくりと上げながら発汗を促すため、サウナや岩盤浴に比べて負担が少なく、さまざまな効果が期待できます。
そんな酵素浴には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
今回は、酵素浴のメリット・デメリットを徹底解説します。これから酵素浴を体験しようと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
酵素浴とは具体的に何をするの?
酵素風呂というのは、顔以外の全身をヒノキやスギのおがくずや米ぬかの中に埋めて、その中で微生物が発酵を起こす際に生まれる熱を利用して体を温める温浴法です。
発酵によって発生する熱を利用しているため、熱湯の中に入る温泉と比べると、ゆっくりと汗をかくことができます。そして、心から身体を温めることができるのですが、負荷は少なくて済みます。
日本国内には、一人で入ることができる樽型の酵素風呂や、複数人が同時に楽しめるプールのようなスタイルの酵素風呂など、様々な種類の酵素風呂が展開されています。
酵素浴の嬉しいメリットとは?
血行促進・代謝アップ効果
リラックス効果
美肌効果
冷え性・むくみ改善効果
疲労回復効果
ダイエット効果
酵素浴は、発酵物が発する独特の香りや、温かい発酵物の感触によって、リラックス効果が期待できます。リラックス効果によって、ストレスが軽減され、心身の健康につながります。
また、発汗によって老廃物や毒素が排出され、肌のターンオーバーが促進されます。また、血行促進によって美肌効果。代謝アップ効果も期待できます。
代謝アップによって、脂肪燃焼が促進され、ダイエット効果も出てきますよ。
もちろん、酵素浴の効果は個人差があります。また、酵素浴はあくまでも補助的な手段であり、健康的な生活習慣を併せて行うことが大切です。
酵素浴のデメリットは?
デメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
酵素の香りが苦手な人もいる
脱水症状に注意が必要
料金が比較的高め
施設によっては、予約が取りにくい
酵素浴では、大量の発汗を伴います。そのため、脱水症状に注意が必要です。入浴前後に水分補給をしっかりと行いましょう。
また、酵素の香りが苦手という人にとっては、酵素浴は辛いかもしれません。
酵素浴の注意点とは?
酵素浴の注意点としては、以下のようなものが挙げられます。
・大量の発汗を伴うため、脱水症状に注意する * 入浴後は、体を冷やさないように注意する
・生理中の入浴は可能だが、匂いで気持ち悪くなりやすい人は注意が必要
特に妊娠中の場合や生理中で匂いに敏感になりやすい人は酵素の匂いが合わない場合もあります。あらかじめかかりつけ医に相談しておくといいでしょう。
また、酵素浴を行っていて、体調が悪いかもと感じたときには、無理をせずに休憩をしましょう。
酵素浴のよくあるQ&A
シミ・肌荒れなど体の表面の問題を改善したい→1~2週間に1回程度
腸内環境・肝機能の活性化など内部からデトックスしたい→1~2回程度を目安に行うといいでしょう。
A: 服を着ていると発汗が妨げられ、効果が半減してしまう可能性があるため、基本的には服を着ずに行います。
ただし、施設によっては、下着や紙パンツを着用することを許可しているところもあります。また、女性の場合は、生理中は下着を着用するのが一般的です。
まとめ
以上、酵素浴のメリット・デメリットについて解説しました。
酵素浴にはさまざまな効果が期待できますが、デメリットもありますので、事前にしっかりと理解しておきましょう。
酵素浴は、温かく心地よい空間で、ゆったりとリラックスしながらデトックスできる、魅力的な温浴施設です。ぜひ、あなたも酵素浴の魅力を体感してみてください。